社内ブログについて思ったこと

最近Vmwareにはまっていて、どんどんVMを作っていくうちにハードディスクがいっぱいになってしまった。
ところで最近うちの社長がサイボウズブログに興味を持っているようなので、ためしにWindows2000ServerのVMサイボウズブログの試用版を入れてみた。マニュアルどおりにやれば簡単にインストールできた。うちの会社では前からグループウェアサイボウズを使っているけど、同様に設定がものすごくわかりやすかった。というか、やることといえばユーザの追加とカテゴリの登録くらいだ。
使い勝手としてはmixiみたいなSNSに近いように思った。人の書いた記事が新着記事リストにでてくるとか、各人のたてたテーマがカテゴリ別に探せるとかいう感じで、簡単に記事を見つけられる。ブログなのでトラックバックやコメント機能もある。投稿をメールで通知したり、必要なら承認機能も利用できる。管理者しかカテゴリを増やせないという会社ならではの制約みたいなものはあるけど、ユーザはカテゴリの下に自由にテーマを追加していけるので、「その他のカテゴリ」なんて作ろうものなら、事実上制約なしの運用もできる。

それはさておき、「社内ブログ」という言葉に何となく違和感を感じるのは僕だけだろうか?いわゆる普通のブログとはどう違うのか。ブログと言っちゃっていいのだろうか?

普通のブログはいわば大きな町の一軒家みたいなもので、近くの人か、検索エンジンから来た極めて話題に関心のある人を核にして、トラックバックやコメントによって周囲とつながりを持つ。ブログの話題によってはまったく人目に触れないものもある。自分が所帯主であるということから、掲示板よりは責任を伴うけれども、読み手との強い相互作用がないので、書き手が中心になる。

社内ブログは、知っている人に見られるもので、どこにどんな記事があるかがガラス張りになっている。閉じた社会である。確実に人目に触れる。自分の書いた記事が周囲に影響しない保証がない。普通のブログよりも、読み手との相互作用による影響が強い。

この違いを肯定的にとらえるか、否定的にとらえるかで、社内ブログの行く末はきまるだろう。
うちの会社はどうなることだろうか。